秋の肌に必要な保湿ケアの科学 ― 美容鍼で潤いを育てる肌へ「松山の美容鍼」ZEROLE鍼灸整体院

2025.10.09

夏の紫外線ダメージが落ち着き、少しずつ涼しくなってくる秋。

しかしこの季節こそ、肌にとって「最も乾燥しやすい時期」と言われています。

今回は、秋の肌が乾燥しやすい科学的な理由と、その対策について詳しく解説します。


1. 秋に乾燥が進む科学的メカニズム

秋になると気温と湿度が急激に下がり、空気中の水分量が減少します。

肌の角質層では**経表皮水分蒸散(TEWL:Transepidermal Water Loss)**が増加し、

肌表面のバリア機能が低下します。

このとき、皮脂腺の活動も気温低下により弱まり、

肌の「水分+油分」のバランスが崩れやすくなります。

つまり、肌が自ら潤いを保つ力が落ちるのです。


2. バリア機能の低下が招く悪循環

乾燥によって角質層が乱れると、外部刺激に対して過敏になりやすくなります。

この状態を放置すると、肌内部では微弱な炎症が起こり、

ターンオーバー(28日周期)が乱れます。

結果として、

  • 角質の厚みが不均一になる

  • 毛穴が詰まりやすくなる

  • ニキビやくすみが出やすくなる

    といったトラブルが起こります。


3. 科学的に正しい「保湿ケア」とは

スキンケアの基本は「水分を補うこと」ではなく、

水分を逃がさない構造をつくることです。

保湿には大きく3つのタイプがあります。

  1. 水分保持型(ヒアルロン酸、グリセリンなど)

     水分を角質層に引き込み、保持します。

  2. 皮脂膜補助型(スクワラン、ホホバオイルなど)

     天然の皮脂膜に近い成分で水分蒸発を防ぎます。

  3. バリア修復型(セラミド類)

     角質細胞間脂質を補い、バリア機能を再構築します。

特にセラミドは、乾燥肌対策の中心的存在です。

論文(Journal of Dermatological Science, 2008)でも、

「外用セラミドが皮膚のTEWLを顕著に低下させる」と報告されています。


4. 美容鍼が「保湿ケアを底上げ」する理由

美容鍼は、肌の奥(真皮層・筋膜)に微細な刺激を与えることで

血流と細胞再生を活性化します。

これにより、

  • 肌内部への酸素・栄養供給が促進

  • コラーゲン・エラスチンの生成アップ

  • 自然なターンオーバー回復

つまり、美容鍼は「保湿の浸透を良くする肌」をつくるアプローチです。

外側からのスキンケアだけでは届かない層に働きかけ、

“水分を蓄えられる肌”そのものを育てることができます。


5. 食事と睡眠の重要性

保湿力は、生活習慣とも密接に関係します。

必須脂肪酸(オメガ3)やビタミンC・E・亜鉛を含む食事、

そして十分な睡眠が、肌のバリア機能を守る基本です。

寝不足やストレスはコルチゾールを増やし、皮脂バランスを崩すため、

秋の肌荒れを防ぐには「夜23時前後の睡眠リズム」が推奨されています。


6. まとめ

秋の乾燥は、気温・湿度・代謝の低下が重なって起こる自然現象です。

保湿ケアの基本を守りながら、美容鍼で肌代謝を整えることで、

内側から潤う理想的な状態をつくることが可能です。

ZEROLE鍼灸整体院では、肌の生理機能を高める美容鍼と、

季節ごとの肌質に合わせた施術を提供しています。

外側+内側のWアプローチで、“潤いを保てる肌”を目指しましょう。

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