「ほうれい線を消したい」
美容相談で最も多い悩みの一つです。
しかし結論から言うと、
美容鍼だけで“完全に消す”ことはできません。
そしてこれは、
✔ スキンケア
✔ マッサージ
✔ エステ
でも同じです。
なぜなら、ほうれい線は
皮膚・筋肉・脂肪・骨格
すべての複合的な要因で形成されるからです。
ただし、“消せない”=“無意味”ではありません。
美容鍼で改善できる領域は確実に存在します。
本記事では、
「消せない理由」と「改善できる理由」
両方を専門家として正確に解説します。
■ 1. そもそも「ほうれい線」は何でできているのか?
ほうれい線は以下3つの要因で深く見えます。
① 皮膚のたるみ(コラーゲン減少)
加齢や紫外線により真皮層のコラーゲンが減少すると、
皮膚を支えられず“折れ目”がつきます。
② 脂肪の下垂(ミッドフェイスの老化)
頬の脂肪が下がることで
ほうれい線の影が濃くなります。
③ 表情筋の衰え
大頬骨筋・小頬骨筋など
顔を引き上げる筋肉が弱ると
皮膚を支える力が弱まり、さらに深く見えます。
■ 2. なぜ美容鍼だけで「完全に消えない」のか?
ほうれい線は、
皮膚・脂肪・骨格という“構造的な変化”の結果なので、
100%消すには美容医療が必要 です。
具体的には
・ヒアルロン酸注入
・糸リフト
・レーザー治療
などが該当します。
これらは“形そのもの”を変える施術なので、
完全に消すことが可能です。
■ 3. では美容鍼は無意味なのか? → 全く逆
美容鍼では構造そのものを変えることはできません。
しかし、ほうれい線の見え方を左右する
以下の3つを大きく改善できます。
① 筋肉の緊張をゆるめて引き上がりやすくする
顔が下に落ちる理由の大半は
「筋肉の硬さ」です。
特に
・咬筋
・胸鎖乳突筋
・口輪筋
の緊張が強いと
頬が下に引っ張られ、ほうれい線が深く見えます。
美容鍼は筋線維に直接刺激を与えるため、
これらの筋緊張をピンポイントで緩められます。
② 血流改善でむくみが減り、線が薄く見える
顔がむくむと、影が濃くなり
ほうれい線は“深く見える”だけの場合もあります。
美容鍼は血流改善を促し、
むくみ・くすみが取れるため
結果的にほうれい線が薄く見えることがあります。
③ コラーゲン生成を促し、皮膚のハリが戻る
鍼刺激は真皮層の線維芽細胞を刺激するため、
コラーゲン・エラスチンの生成が活性化します。
これにより、
皮膚のハリが戻って“折れ目が浅くなる” ことがあります。
「完全に消える」わけではありませんが、
“浅くする”ことは十分可能です。
■ 4. 結局、美容鍼はどこまでできるの?
まとめるとこうです。
✔ 完全に消す → 美容医療の領域
✔ 浅くする・目立たなくする → 美容鍼が有効
これは非常に大事な視点です。
■ 5. 電気美容鍼の場合はさらに効果が上がる
ZEROLEでメインにしている
「電気美容鍼」は特に
ほうれい線の“土台”となる筋肉 にアプローチできます。
・大頬骨筋
・小頬骨筋
・口角挙筋
これらが動くと、
フェイスラインが上がりやすくなります。
■ 6. ほうれい線で悩む人へ
ほうれい線は正しく理解すれば怖くありません。
大切なのは
✔ 何が原因で今の状態になっているか
✔ 美容鍼でどこまで改善できるか
✔ 逆に何は美容医療でしかできないか
これを明確にすること。
あなたのほうれい線が
「深い筋膜型」なのか
「むくみ型」なのか
「皮膚のハリ低下型」なのか
それによって対処法は変わります。
まずは一度ご相談ください。
あなたの状態を見極め、最適な選択肢をご提案します。

